今からちょうど10年前の10月。私は一人、大きなバッグパックを一つ持って、夢中でヨーロッパの古城を写真におさめていました。
2012年10月ヨーロッパを22日間一人旅してきましたので、その旅行記をアップしていきたいなと思います。
前回は出発までを書きましたので今回はパリ到着まで書きたいと思います。
この記事はこんな人にきっと役にたつはずです。
- ヨーロッパに旅行したい人
- 海外一人旅をしてみたい人
- カメラを学びたい人
- 旅を通して哲学したい人
早くコロナが落ち着いて、みんなが安心して海外旅行できる日がくることを願っています。
京都観光
関西国際空港から出発だったので、夜行バスで大阪梅田駅に向かいます。
夜行バスでは全く眠れなかったです…。
「そもそもなんで一人で行くんだ?」とか「こんな重い荷物持って色々な街に行けるのか?」とかそんなことこと考えていたら、旅立つ2日前くらいからだんだん不安になってきました。
夜行バスで眠れず体力なかったのですが、この日は京都観光をしようと決めていたので、さっそく京都方面へ。
ところが、京都に行くだけでも分からないことだらけでヘトヘトに。日本国内でこの有様で、本当に海外までたどりつくことできるのか…。
京都は私の好きな街のひとつ。いろいろなお寺を回り、沢山写真を撮りました。※ちなみに長崎も大好きです。
やっぱ日本ってキレイですわー。
明日は飛行機が午前中なので早目に起きなくては。
日本を出発
日本を離れる日。
格安航空だったので一度北京を経由。約4時間ほどの飛行機の旅。
北京で数時間待ってその後、パリに向けて出発。約11時間程。
やっぱり飛行機の中でも寝れず…。
不安や恐怖は捏造される
日本からトータル20時間程で、ついに到着したフランスのシャルル・ド・ゴール空港。
海外にきた!という感動というよりは早く宿に着きたい。安心したいという気持ちが強かったように感じます。
空港からパリのサン・ミシェル駅まで電車で約30分。
電車に揺られながら見たあの夕焼け。今でもスゴく心に残っています。別にただの夕焼けなんですけどね。なんかあの時は物凄く心に…。
なんとかパリ市内に到着し電車を乗り継いで目的のホテルに向かう途中、とてつもない不安、というより絶望や恐怖に似た気持ちになりました。
帰宅する大勢の人たち、大きな荷物、人種の違い、言葉の通じない人たち。
人に道を聞く時の私の手が震えていたことを今でも覚えています。
2日目にして家に帰りたいと思いました。
なんとか無事にホテルにたどり着き一安心。この日は時差ボケもあって凄く疲弊していました。
落ち着いて考えてみると、私のことを攻撃してくる人なんていないし、この2日間で接した人すべてがとても親切でした。
じゃー私の不安や絶望や恐怖っていったい何なんだろう…。
- 自分の経験の無さゆえの弱さからか?
- まったく頼る人がいない場所に一人でいる孤独感からか?
- 全て自分で選び、全ての責任を負う環境を、まざまざと感じているためか?
とにもかくにも、これらの感情をどうとらえるかでこの旅の密度が変わってくる気もします。
明日はパリ市内を観光します。
まとめ
ここまでお読みいただいてありがとうございます。
不安や孤独は一人旅に付きもので、その醍醐味だと思います。
実は、このヨーロッパの旅以外にも仕事で海外を含めて色々な場所に一人で行く機会は多々ありましたが、なぜかこの旅以上に自分自身と向き合えた旅はなかったように感じます。
次回はパリ観光の話をアップしようと思います。
ではまた。
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